塚本謙吉社長のご子息・和彦氏は,宮城県白石市で塚本内科消化器科の院長をされておられます.和彦先生からサテン・カートリッジ使用上の諸注意などをいただきました(01 Jan 2005).

M14の頃からサテンの仕事を手伝うようになり、14のロゴマークを創ったり、カートリッジの梱包デザイン・容器設計や説明文を作っていました。雑誌広告のレイアウトやキャッチコピーと本文も書いておりました。サテンのHPで昔の自分の文章を読むと、気恥ずかしい思いでもあり懐かしく感じております。耳栓の提案も私の企画でした。

 《中略》

以前、「サテン」の検索で、誰かのシリコングリスの書き込みを見ましたが、M14の時期より、普通の3Mのグリスから、私の発見・発案で、粘弾性を合わせ持つ『ビラル』のグリスに換えております。グリスの注入はベテラン職人社員でも大変難しいが、一度入れると自然には流出しない物です。蒸発・乾燥はしません。サテンの製品の取扱いは、眼科医の白内障手術ぐらいの繊細・器用さが求められます。指先で撫でてコンプライアンスの程度を見るような仕草は、音は出なくなりませんが、一発で音の繊細さは壊れます。又、サテンのカートリッジで聴いていたディスクに、他のメーカーのカートリッジで1回でもトレースさせると、音の繊細さは無くなります。交換針の交換も実は大変なコツが要ります。

 《中略》

人間の快適な温度は、冬場は24度、夏場は28度です。自宅と塚本内科消化器科では、そのように設定しております。

オーディオルームも、同じく設定して下さい。そうすると、カートリッジのビビリの問題は全くクリアー出来ます。省資源や節約を考えると、大変ですが、カートリッジや人間が生きていく環境として重要です。

お名前と,お医者さんをされていることは以前より知っていたのですが,SATIN ページ開設後1年半の間,和彦先生のお名前をインターネットで検索(Google)することは,まったく思い付きませんでした.「かぜのまにまに」さんの掲示板に投稿したことがきっかけとなって,2004 年末に検索することを思い立ち,塚本内科消化器科のホーム・ページを見つけました.人違いかもしれないので(仙台市から遠い),しばらく尻込みしていましたが,SATIN ページに何かとご協力いただいている大浦様に背中を押していただき,清水の舞台から飛び降りました.
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