図の拡大 | TWO BALLS THREE POINTS SUPPORT STEREO TONE ARM SATIN AR-1 AR-1M AR-1S カートリッジが勝手に上下動も水平動も全くしないと、 レコードの音がどのようになるか御存知ですか。 ステレオトーンアームは数千万円もするデスクカッターレースのようにガッシ リとして、全く揺れないものでなければなりません。カートリッジは針先が動 かなくとも、ヘッドシェルが動けば針先が動いたのと同様に出力が生じます。 サテンのステレオトーンアームは通常の録音では水平回転軸も垂直回転軸も完 全に固定されていて、音響的には全く揺れないアームです。さらにカートリッ ジの垂直トラッキング角をレコードの垂直カッティング角に0.01゜の精度で合せ られます。このとき今まで音質が悪いと思われていたレコードも、レコードが悪 かったのではなく、音質が悪いレコードなどは一枚もないことが実感されます。 トーンアームはトレース能力の次元から選ばれるのでなく、それはアームとし てもはや当然そなえていなければならないことであって、これからはカートリ ッジが音響的にどの程度しか揺れないか、又垂直カッティング角にカートリッ ジが完全に合せられるかによって、選ぶ時代に入りました。 もしレコードの垂直カッティング角とカートリッジの垂直トレーシング角が一 致せずα゜の差があったとしますと、そしてレコードの垂直振幅がamm、レコー ドを針先がトレースする速度Vmm/sec としますとatan α/Vsec だけ振幅a の変化につれて音響波a(t)の時刻が進んだりおくれたりします。a(t)には無数 の周波数成分が含まれていますので、それらのすべての間で相互に非常に複雑 な周波数変調を生じ、もとのa(t)に含まれていなかった無数の周波数成分を発 生させレコードの音質をすっかり変えてしまいます。よって α=0゜としな ければレコードの正しい再生はできません。人間は α=0.01゜でも音質が変 化することを充分にききわけることができます。 |
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