某 F フイルムの日本製 DVD-R メディアに MPEG2 ファイル(7 個で計 3.38 GB)を書込んで,元のデータと Comparator で比較したところ, サイズが 310D8800 bytes のファイル2で

2E957360: 60 F8 AD 87 20 F4 00 0E 00 DD EF F0 C6 E3 9B BA(元のデータ)
2E957360: 60 F8 AD 86 20 F4 00 0E 00 DD EF F0 C6 E3 9B BA(DVD-R のデータ)

2E957BE0: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
2E957BE0: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FB FF FF FF FF
サイズが 1F166000 bytes のファイル7で
05B50220: 01 4B E9 61 63 31 92 5F 98 A0 15 36 14 07 98 C5
05B50220: 01 4F E9 61 63 31 92 5F 98 A0 15 36 14 07 98 C5

0D12B030: CF D6 23 3C D8 06 1E 72 6A 4B 28 6F 21 A7 BB A0
0D12B030: CF D6 23 3C D8 06 1F 72 6A 4B 28 6F 21 A7 BB A0

13B253E0: 70 B0 86 17 1F C4 87 AC 2E A0 FF 5B 54 21 18 65
13B253E0: 70 B0 86 16 1F C4 87 AC 2E A0 FF 5B 54 21 18 65
と計 5 bits 化けていました.約 400 億個もの焦げ跡(bits)に 100% の信頼性を求める方がおかしい? F 社はライティングソフトに問題があると回答していますが…確かにソフトのバグのことも,しかしこの例では,メディアに問題があったと考える方が自然?

その3カ月後,台湾製の DVD-R メディアに 3.98 GB の MPEG2 ファイルを書込んだ結果です:

1F8A7BE0: FB A7 11 16 54 A8 18 FF FE D0 E6 A0 AB 89 6A 6A(元のデータ)
1F8A7BE0: FB A7 11 16 54 A8 18 FF FE D0 E6 A1 AB 89 6A 6A(DVD-R のデータ)

49607BE0: 7A D9 A0 63 FF FB D4 24 C2 C6 82 A2 70 5C AB D6
49607BE0: 7A D9 A0 63 FF FB D4 24 C2 C6 82 A3 70 5C AB D6

AAFE7BE0: B3 FB 9F 08 81 8C 00 65 5E AB 34 62 40 C8 25 8A
AAFE7BE0: B3 FB 9F 08 81 8C 00 65 5E AB 34 63 40 C8 25 8A

ACBCC3E0: 00 70 08 00 97 C0 20 01 48 B0 03 BD EF 9E 45 DE
ACBCC3E0: 00 70 08 01 97 C0 20 01 48 B0 03 BD EF 9E 45 DE
やはり F 社の回答どおりチタン製のパン焼き器(Toast with Jam 6)に問題があるのかな? 同じようなアドレス(XXXX7BEB,XXXXXXX3)が化けているのはソフトっぽいのですが,ソフトのバグなら 1 byte ごと変わると思われますので,すべて 1 byte 中の 1 bit だけ,しかも 0 と 1 の両方に化ける,というのはソフト説では不自然?
ちなみに,最初の方の DVD-R は,DVD-Video を選んでファイルをドロップするとエラー(-50)が出たので,DVD-Video from VIDEO_TS の方を選んだらドロップできましたが,UDF フォーマットの DVD-ROM が作成されてしまいました.最後の方は Data Disc で Mac & PC(Mac Only じゃなく)を選んだのですが,Mac OS Extended になっています(なぜか Win XP でも読めます).
チタン製のパン焼き器は大幅にコマ落ちするし(MPEG2 ファイルが再エンコードされる場合?),Capty DVD 2 は2つの MPEG2 ファイルを書込んだ DVD-Video で2つ目の音声が大幅にずれました(やはり再エンコードされる場合?).

さらに2カ月後,別の台湾製の DVD-R メディアに 3.91 GB の MPEG2 ファイルを書込みました.今度は正常でしたので,やはり上記のビット化けはメディアに問題があったと考えられますが,データもディスクのフォーマット(今回は最初から UDF を選んだ)も前とは違うので,ソフトのバグ説が否定されたとは言い切れません.
このファイルは最初,Disk Utility で作成した 4.7 GB (DVD-R) サイズ/MS-DOS フォーマットのディスク・イメージにコピーして,DVD-R に書込みました.ところが,その DVD-ROM は Win XP では認識されず,Mac OS 10.3.9 でも "a disk containing no volumes that Mac OS X can read" と言われます(ディスク・イメージはマウントできる).Mac OS 9.2.2(クラシック環境ではない)ではマウントできるのですが,ファイルの始めの 2 GB しかアクセスできません(ファイル・サイズは負値).なお,その DVD-ROM のディスク・イメージを Disk Utility の DVD/CD master で作成して HexEdit で見ると,FAT32 という文字がディスク名とともに確認できます.
Mac OS 10.3.9 でマウントされないのは http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=25479 でしょうか?(「現象」の項に書かれている「メッセージ」が表示されたかどうかは覚えていない.)ついでながら,「この記事は、より詳しい情報がわかり次第、更新を行う予定です。」が,「最終更新: 2003.10.24」とは,やる気ないのでしょうね.また,「ディスクに作成する際に正しくマウントしません。」とは,いかにも Apple さんらしい?日本語ですね.(ちなみに私は,OS X を "Use English for the main language" でインストールしています.)
それで,Capty DVD 2 で DVD-Video にもしてみたのですが,最初の数秒間は映像だけ動き(音声出ず),その後の数秒間は映像が止まり音声だけで,やっと同期して以後正常になるというバグ(データによる)が発覚したりして,Mac で DVD-Video を作成するのはダメですね.
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