なぜディスクカッターは空芯ＭＣ型か─それに応えるメカニズム。新たな「タイプＬ」の参加でさらに充実。
　

▼　新たな「タイプＬ」は，空芯ＭＣの質量がさらに1/3に軽く（ライト・マ
ス），クールなまでに更に磨ぎ澄まされた，サテンにしてはじめてなし得る
精緻なメカニズム。　▼　ほのぼのと温かく，血しおのかよう音楽の心が肌
にじかに伝わります。すでに世界最高の定評のあるサテンの音が３倍になっ
たのですからごきげんです。アンプの入力感度が2.5mＶ以下でフルパワー
のときは「タイプＬ」が最適です。　Ｍ−14・Ｍ−15のそれぞれに，新たな
「タイプＬ」Ｍ−14Ｌ，Ｍ−15Ｌが参加し，Ｍシリーズは一層充実しました。
以上の機種についてそれぞれ，円針（色表示・緑）楕円針Ｅ（色表示・橙）
コニック針Ｘ（色表示・白）の３種の交換針が用意されています。────
▼　ディスクカッターは種々の形式の中，現在では空芯ＭＣ型だけが使われ
ています。まともな 本格的再生は それ以外の形式では不可能だからです。
私たちのＭシリーズはさらに，振動子に磁性材をもたず制動にゴムを使わな
い，原理的にディスクカッターの未来の理想像を先取りした空芯ＭＣ型です。

１．スタイラスチップ　カートリッジメーカー唯一の全数検査。鏡面研磨されたダイ
ヤモンドチップ先。音溝への正しい接触角度。レコードの寿命を半永久化。　２．カ
ンチレバー　熱処理された完全均一な特殊軽合金・極軽量パイプ。ソフトタッチの温
かい音の秘密。サテンでは，硬いだけでＱが大きすぎるチタンパイプについては世界
で初めてＭ８で既に 1967年に卒業し，現在 チタンより数段進歩している。　３．支
点　カンチレバーの回動の支点を一点に集約。熱処理されたベリリウム系金属 t 50μ
使用。　４．スパイラル・コイル　世界ではじめてのアルミリボン線(0.08×0.008mm)
による渦巻コイル。導体占有率が高く極軽量。「タイプＬ」でさらに1/3となる。過渡特
性・高出力・高域のクロストーク特性を保証。左右両チャンネル・コイルが別々に離
れている。　５．パンタグラフ型アーマチュア　チタンの先をゆく未来の金属極薄べ
リリウムCu(t 40μ)をフォト・エッチング加工。針先を常にレコード溝に密着してト
レースさせるバネ機構。ＭＣ型唯一の針交換を可能としている。　６．制動板　理想
的なシリコングリースによる制動……動作のあいまいなゴムを用いない。　７．ポー
ルピース　８．ヨーク　どちらも精度・材質の均一を保つ冷間鍛造。せまいギャップ
による高い磁束密度15,000ガウスが得られる。　９．マグネット　単結晶に準ずる超
高性能・異方性マグネット。　10．リード線　アルミリボン線。銅線のような振動に
よる硬化断線のおそれがない。　11．ベース　メカニズムを支える基礎。伸縮のない
堅牢な材質。　　　　　　▼ タイプＬはベース裏銘板にＬ字の表示。出力端子は金。
▼ パッケージにはそれぞれ「Ｌ」の字を表示する 金赤のシールが貼付されています
▼　出力電圧　Ｍ−14Ｌ 2.5mＶ　　Ｍ−15Ｌ 0.8mＶ　 定　価　Ｍ−l4Ｌ ￥13,800
Ｍ−14ＬＥ ￥16,400　　Ｍ−l4ＬＸ ￥18,400　　Ｍ−15Ｌ ￥29,000　 Ｍ−15ＬＥ
￥32,000　　 M−l5ＬＸ ￥34,000　　▼　Ｍ−l4ＬＸはディスクリートに最適です。
▼　京都市　北区　小山　下総町　47（〒603）☎44l―1171（代）（株）サテン音響