SATINIC-16INERTIA CONTROL |
“総べてのアームの欠陥を補正するIC-16” | |||
新 製 品 | ||||
SATIN CO.,LTD KYOTO, JAPAN | 標準価格 3,500円 | |||
■アームの慣圧質量とカートリッジのコンプ
ライアンスとの共振を制動するためには、
カートリッジのミリグラムにも満たない発
電振動子を、制動する抵抗分では全く不充
分であり、その制動のメカニズムをアーム
側に設けなけれはなりません。
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■このことは、20年来サテンが主張してきた
ことですが、最近のアームではかなり行な
われるようになりました。しかしこれらは
いずれも水平回転と垂直回転軸の近くで
なされています。ところがオイルダンプや
電磁制御をたとえ完壁にしてもアームは、
その根本からシェルまで200mmもあり、その
根本を完全に固定してもカートリッジのと
ころでは、上下左右にしなって曲ります。
又シェルのところを持ってねじれぱ、左回
| りにも、右回りにもぐらぐらします。 これは、アームのパイプにどんな高剛性 の特殊材料を使用しても、上下左右の共振 は300Hz〜1,000Hz、ねじれの共振は500Hz 〜2,500Hz程度になり、音の高域限界20,000 Hz以上に追やることはとても不可能です。 したがって現存する総てのアームは、この 欠陥を持っており、これらの共振周波数で はアームにはこれを減衰させるものはほと んどありませんからアームの根本がどのよ | ||
うに完全に制動あるいは制御されていても カートリッジを装着したシェルは常にゆれ ています。 このことが、カートリッジの正しい再生 を不可能にすることは、容易に想像するこ とができ、又事実これらの共振周波数のゆ れは直接もろに再生音に重なり、楽器の音 色や音楽の微妙な再生をめちゃめちゃにし てしまいます。もしこのことが、なかった なら総てのカートリッジは、今までよりず |
っと高い評価が得られたでしょう。総ての
カートリッジはそれ自身の欠陥ではなく、
総てのアームに共通するこの欠陥のために、
不当に低い能力しか認められていません。
| ■サテンIC-16は、総てのアームに共通するこ の欠陥を補正軽減するためのものです。こ れは、小さな硬貨ほどのケースと、その中 に特殊グリースを介して浮遊する1gあまり のおもりとからできています。いわゆるバ ネ性は含んでいません。これをシェル上面 のほぼカートリッジの針先の真上に両面テ ープで張付けるだけです。 シェルが、上述の共振を生ずるとシェル は加速度をもちます。しかしグリースに浮 | ||
遊するおもりは、慣性がありますのでほと んど動かずシェルと一体となって振動する ケースとはグリースを介して相互に摺動し、 相互速度に比例して、アームの共振エネル ギーを熱として吸収します。したがってア ームパイプのそれ自身のねじれや曲りの共 振をすみやかに減衰消滅させます。 IC-16のおもりは、1.2gにすぎませんが、 加速度は周波数の二乗に比例しますから1k Hzで1.2gの重量では、慣性力は(1,000Hz)2 | ×1.2gできいてきます。最近アームのカウ ターウェイトの中に、100g程度のおもりを バネを介して内蔵したものがありますが、 これは10Hz前後のアームとカートリッジの コンプライアンスとの共振を減衰させるた めのものです。 しかし10Hzにおいて、IC-16のおもりの1k Hzにおけるものと同じ効果をだすには、振 幅を同じとして 1.2×(1,000)2=g×(10)2 | ∴g=1.2×1,0002/102=12kg 12kgものおもりを付けなければならないこ とになり、IC-16の中域における効果は、10 Hzで100gのウェイトの120倍もの重量と同じ 働きをすることになります。 上に述べてきたことは、振幅が同じであ るカウンターウェイトの位置での話しです。 しかしIC-16は、カートリッジの位置に付け ますので回転軸から考えれば距離は、一般 | ||
ねじれ状態 | 左右ふり拡大図 | |||
的には約5倍位の長さになり慣性力として は距離のニ乗に比例します。IC-16のたった 1.2gのおもりでもカウンターウェイトの位 置で同じ効果のおもりを付けるとすれば、 52×1.2g≒30gもの共振止めのおもりを付け た事となり、しかもカートリッジに最も近 く直接制動しますので10Hzの超低域まで有 効に働きます。 | ■IC-16は、慣性のみによって制御し、又加速 度のみを検出して制御する、慣性航法や人 工衛星と同一の原理によるものですからイ ナーシャ・コントロールの意味でIC、その 総重量が1.6gあるので16、合せてIC-16と名 付けました。総てのシェルやカートリッジ にとり付けて御愛用下さい。 一般にカートリッジの適性針圧は、1.6g 前後のものが多いので、総重量を1.6±0.02 gに正確に調整してあります。IC-16をシェ | 取付位置図 | ||
ルに装着する前にアームのゼロバランスを とり、IC-16を装着すれば適性針圧1.6gにな って便利です。 なお2ケ御使用になれば、上下、左右、 前後、回転、総ての力向に制動出来ます。 ■サテンアームAR-1には、このイナーシャ・ コントロールがはじめから内蔵されていま す。 |
京都市北区 (株)サテン音響 (075)441-
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