第 3 章 同期発電機空隙磁束密度のオンライン計測装置
 3.1 緒言
 3.2 計測装置の構成
 3.3 計測装置の動作
 3.4 計測装置のソフトウェア
  3.4.1 IRQ 処理ルーチン
  3.4.2 NMI 処理ルーチン
  3.4.3 メイン MPU のメイン・プログラム
  3.4.4 サブ MPU のメイン・プログラム
 3.5 結言
<目次へ戻る>
3.1 緒言
 本章では,前章で述べた測定方法に基づいて試作した同期発電機空隙磁束密度のオンライン計測装置について説明する.
 まず,装置のハードウェア構成について述べる.次に,装置の動作を具体的に述べ,ソフトウェアの要点について述べる.主として,毎極毎相 3 スロットの発電機について述べるが,毎極毎相 4 スロットの発電機に対しても相違点を補足する.

3.5 結言
 本章では,試作した同期発電機空隙磁束密度のオンライン計測装置について,ハードウェア構成と装置の動作,およびソフトウェアの要点を説明した.本章で対象とした発電機と電機子巻線構造の異なる発電機に対しても,使用する A-D 変換器の数とソフトウェアを変更することによって,容易に対応できる.
 本章で述べた計測装置を用いて,種々の同期発電機に対して空隙磁束密度を実測した結果について次章で述べる.